松の内はお正月の『松飾り』をつけておく期間を指します。
最近では、1月7日までのことを言うようですが、本来は小正月の15日までを指していました。
役目を終えた松飾りは神社の「どんど焼き」で燃やします。
 門松は、新年にあたって歳神様を迎えるための道しるべとなり、家の中には神様が鎮座する
ための場所として鏡餅を飾ります。その鏡餅を割る「鏡開き」は、以前は20日でしたが、最近は
11日ということです。その日は農家の仕事始め「田打ち正月」にあたります。
松飾りを飾る日は12月29日か30日とされています。
 「しめ飾り」は、新しい藁を使った飾りです。「しめ」というのは、占標と書き、神様を祭る清浄
な場所である事を示す言葉です。しめ飾りに使われる新しい藁は、古い年の不浄を払い、
裏白は長寿、橙は家計繁栄、昆布は喜ぶという意味を持っています。しめ飾りは、門松と
一緒に12月28日までに飾り、七草を終えた8日に取り外すとされています。29日は「二十苦」
と言われ、31日は元旦まで1日しか残っていないので「一夜飾り」と言われ敬遠されます。
ところで年賀状は15日まで。喪中の時に出す寒中見舞いは6日が目安となっています。

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